★子だくさん(9児)パパによる、大家族・子育て(育児)にまつわる色々な役立つ情報★

これまでの、保育士として、また、子だくさんの父親としての経験が、少しでも世の中のパパ・ママたちに役立てて頂ければ幸いです。

『子ども』・『子供』・『こども』の違い

『子ども』って、『子ども』と『子供』と『こども』、

この3つのいずれかの書き方がされますよね。

 

皆さんはこの背景をご存知でしょうか?

 

まず、漢字では「子供」と書く訳ですが、

一般的に(特に教育・福祉の世界では)「子ども」と書かれる(推奨される)ことが多いです。その理由としては、

●『供』という字は、『お供』→子が大人の附隨物であると連想させるため

●神に奉げる『供え物』という見方ができるため

●『供』は当て字で、漢字に意味はないため があり、差別につながる、

という見方をする人が多いことから、『供』という漢字を使わず『子ども』と表記するべき、

 

と言われています。 しかし、一方では、

●『ども』の元々の意味は、『男共』『女共』のように複数を表す『ども』に

由来しているため、『お供』という意味はない

●『子ども』は、『黒人ども』など見下した表現の『ども』と同様の意味合いに

とれるので、『子供』よりもむしろ『子ども』の方が差別的である

●国語の授業で習う漢字なのに使わないのはおかしい

●『子供』は熟語であるにも関わらず、ひらがなとの交ぜ書きにするのはおかしい

 

といった反対論があるようです。 また、

●『供』という漢字の意味を問題視するなら、『児童』の『童』には

『しもべ』『愚か』という意味があるため、それなら『児童』も『児どう』と表現しなければならないではないか

という皮肉もあり、『確かに・・・』といった感じです。

 

なお、5月5日の祝日『こどもの日』は、『こども』と規定されています。

とはいえ世間的には、『子ども』が浸透している状況を考えると、

『子ども』を使うのが無難かもしれませんね(^^ゞ